Q2.牛乳の栄養成分を教えて!

A.主に以下のようなものがあります。

たんぱく質
 主成分はカゼイン(80%)で、残りはホエイ(乳清)たんぱく質です。
体内で作れない必須アミノ酸をバランス良く含んでいる理想的なたんぱく質です。
人間の細胞は、主にたんぱく質でできており、たんぱく質をとることによって血管を丈夫にし、血や 肉を作るもとになります。

糖質
 乳糖として含まれていて、カルシウムや鉄の吸収を高める働きをします。牛乳を飲むと、おなか
 がはったり、ゴロゴロする人がいますが、これは乳糖が消化されないためにおこります。

脂質
 小さな粒子で牛乳の中に乳化状態で混ざっています。
 牛乳が白く見えるのはこのためです。脂肪球は均質化(ホモジナイズ)により、2ミクロン(1ミクロンは1/1000mm)以下に小さくなっているので消化吸収がよくなります。

カルシウム
 骨や歯の主成分です。そればかりでなく、筋肉の収縮や、血液の凝固、神経の伝達など生命維持にかかわっており、不足すると骨粗しょう症や高血圧、動脈硬化などの成人病の原因となります。
 また、牛乳のカルシウムの吸収率は、食品中もっとも優れています。

ビタミン
 日本人に不足がちで、成長期に欠かせないビタミンA、B2が多く含まれています。



牛乳1本分の栄養

数値は(財)日本乳業技術協会 分析値より

2015年10月02日