Q19.ビタミンD3ってどんな働きがあるの?
A.体内のカルシウム代謝に不可欠な脂溶性ビタミンです。
ビタミンDの主な働き
Dは、他のビタミンと違い、体内でホルモンとして作用します。その構造はステロイドと似ており、体内に入ったDはまず、肝臓や腎臓で少しずつ変化して、尿中に出たカルシウムの再吸収を促し、血液中のカルシウムを骨へ運び込んで骨の形成を助ける作用があります。
ビタミンDはこんな人にお勧め
・妊婦・授乳婦 ・高齢者
・ガンを予防したい人 ・幼児
・歯や骨の弱い人 ・骨粗鬆症が気になる人
・戸外にあまり出ない人
カルシウムの吸収とビタミンD
カルシウムがいくら大切だといっても、カルシウムと一緒にいろいろな栄養素を摂取しないと、カルシウムは体内に十分吸収されたり、利用されたりしません。ビタミンD3もその1つ。
食事以外では、日光浴が大事。なぜなら、Dは紫外線を受けて、皮膚でも合成されるからです。
しかし、紫外線も度をこしすぎると皮膚ガンの心配も発生します。健康的な食生活と適度な運動、そして適度な日光浴が大切です。
ビタミンDと食品
Dは、魚類に多く含まれるほか、キノコ類、卵類にも含まれています。殻類、野菜、果物、豆類などの植物性食品はほとんどDの供給源になりません。